超音波
超音波(エコー)検査とは
超音波とは、ヒトには聞こえない20000ヘルツ以上のとても高い周波数の音です。超音波検査では検査する部位にゼリーを塗り、体の表面から超音波を送受信するプローブという医療器具を当てて送信し、体の中から反射して戻ってきたエコーを受信して、コンピューターにて処理されて画像になります。超音波検査は人体に害がなく、苦痛の伴わない検査のため、健診でも広く実施されています。当院では主に腹部超音波検査(腹部エコー)、頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)を行います。
当院導入の超音波装置
富士フィルムヘルスケア社
超音波診断装置FUTUS
腹部エコー検査
検査前は食事を抜いてもらいます。見たい場所により仰向けから横向きになったり、呼吸を止めて検査したりします。
検査時間は約15分程度です。
腹部超音波検査は主に、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈などを対象にします。
- 肝臓:脂肪肝、肝のう胞、慢性肝炎・肝硬変、肝腫瘍、肝血管腫など
- 胆のう:胆石、胆のうポリープ、胆のう腺筋腫症、胆のう腫瘍など
- 膵臓:膵のう胞、IPMN、膵腫瘍、膵炎など
- 腎臓:腎のう胞、腎結石、腎腫瘍、水腎症、腎血管筋脂肪腫など
- 脾臓;脾腫、副脾など
- 大動脈:腹部大動脈瘤など