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女性のみなさまへ

 おくまき内科・消化器内視鏡クリニックのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 私がこのクリニックを立ち上げた理由の第一が、女性が安心して内視鏡検査を受けられるクリニックをつくりたかったからです。ご挨拶でも書かせていただきましたが、私がこれまで病院で勤務医として内視鏡検査をしてきて、女性の患者様から「女性の先生に検査してもらえて安心した」「思っていたよりとても楽だった」などのお言葉をいただき、それが自身の励みになると同時に、女性が安心して内視鏡を受けられる身近な医療機関がもっと必要だ、ということを日々感じていました。

 もちろん病院で内視鏡検査を行う女性医師も少なくはないのですが、大きな病院では、自分の検査をどの先生が担当してくれるかは検査の直前にならないとわからないことが多いのが現状です。また、内視鏡を行うクリニックも今はたくさんありますが、多くの院長先生は男性で、女性医師の検査があったとしても、非常勤の先生で週1日程度、というクリニックが多いのではないでしょうか。私自身も自分が大腸内視鏡を受けるとき、できれば信頼できる女性の先生に行ってほしいと率直に思います。

 当院では、検査前の診察、内視鏡検査、結果の説明を、一貫して私が行います。特に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、初めての方や女性の方にとって、受けるハードルが高い検査だと思います。ですので、しっかりと検査前の説明をし、検査への不安を取り除いた状態で、できるだけ楽に検査を受けていただき、結果もわかりやすく説明していきます。治療が必要な際は、当院でできる治療は当院で行い、専門的な治療が必要な方には、きちんと対応できる医療機関をご紹介いたしますので、その点もご安心ください。

 女性の大腸がんは増えています。私が診療させていただいた方の中で、進行した大腸がんが見つかった方も、「何年か前に便潜血でひっかかっていたけど、そのあとにもう1度受けたら(便潜血が)陰性だったから、大丈夫だと思った」「時々便に血がついていたけど、内視鏡検査を受けるのがこわかったので、受けていなかった」という方もいらっしゃいました。大腸がんは早期に見つければ治る病気です。女性は、仕事と家庭を両立されている方、子育て中の方、家族の中心で頑張っている方、など本当に忙しい日々だと思います。私も2人の娘を育てる母親なので、女性の忙しさは身をもって理解していますし、だからこそ私のできることで頑張っている女性を支えたいと思っています。検査を受けるかどうか迷っている方がいらっしゃったら、是非家族や周りの方々のために、勇気をだして受けに来てください。
 また、内視鏡検査のみならず、体の不調や気にしていることがあれば、女性同士、気楽にご相談ください。
 このクリニックが、少しでも女性のみなさまの健康の支えになれるよう、努力していきたいと思っています。

奥牧朋子

女性のがんのうち最も多い死因が大腸癌です

 内視鏡機器・治療の進歩は著しく、大腸・胃・食道などの消化管のがんに関しては、早期に発見できれば内視鏡での治療で完治できる時代になっていますが、やはり進行がんで見つかる方も多いのが現状です。
 特に大腸がんは近年、男女とも増加している傾向です。

 国立がん研究センターによる最新のがん統計で、日本人のがん死亡数の順位は以下のようになっています。

部位別がん死亡数
  1位 2位 3位 4位 5位
女性 大腸 膵臓 乳房
男性 大腸 膵臓 肝臓
男女計 大腸 膵臓 肝臓

 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(人口動態統計)

 特に女性のがん死亡数の1位は大腸がんです。

大腸癌は早期に発見すれば治る病気です

 大腸がんは、早期の段階で内視鏡的に切除ができれば治る病気です(早期がんの場合は浸潤距離や血管・リンパ管の侵襲などの病理学的な検査で治癒切除であるかどうかの確認が必要)。
 また、急に大腸癌ができることは稀で、多くの大腸癌は、大腸ポリープ(腺腫)から大腸がんへ徐々に変化していきます。大腸ポリープには色々な種類がありますが、その中でも腫瘍性の「腺腫」という種類のポリープは、放置していると悪性化して、癌となる可能性があるものです。ポリープ(腺腫)の段階で内視鏡的に切除してしまえば、大腸がんを予防することになります。
 早期の大腸癌、大腸ポリープともに、症状がある場合は少なく、大腸内視鏡をしてみて初めてわかることが多いので、特に症状がないから大丈夫、とは言えないのが現状です。

以下のような方は、是非大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けましょう。

  • 市の健診や人間ドックで便潜血が陽性(+)だった
  • 排便時に時々血がつくことがある
  • 自分は痔があるから、出血はそのせいだと思っている
  • 便秘、下痢、などの便通異常がある 
  • 両親、兄弟姉妹などで大腸がんや大腸ポリープが発見された方がいる

 上記以外でも大腸内視鏡検査を受ける理由はたくさんあると思います。自分は大丈夫、、、ではなく、きちんと検査を受けることをお勧めします。

当院の女性医師による女性に優しい大腸内視鏡検査

 当院では女性に安心して大腸内視鏡を受けていただけるよう、以下のような体制を整えております。

  • 女性医師による大腸内視鏡
  • 診察、検査・治療、結果説明まで、女性医師の院長が一貫して行います。
  • 大腸内視鏡の前処置(検査前の下剤の服用)は、自宅でも、院内でも行えます(*1)
  • 院内で前処置を行う場合は、プライバシーを配慮した半個室空間で下剤を服用できます。
  • 検査は鎮静剤を適度に使用し、ウトウトした状態で、楽に行うことができます(*2)
  • 検査終了後は、個室のパウダールームを準備していますので、ゆっくり身支度を整えてからお帰りください。

(*1)その方の持病や状態によっては、院内での洗腸が必要な方もいらっしゃいます。
(*2)鎮静剤の使用を希望しない場合も対応します。

 検査について何か分からないこと、質問したいことがありましたら、外来の際にお気軽にご相談ください。また、当院ホームページの「内視鏡検査」の欄で、検査の流れなどの説明もありますので、ご覧いただければと思います。

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